2016年3月 国立能楽堂 普及公演|空腕・田村
◆国立能楽堂 三月 普及公演(2016年3月12日)
・解説・能楽案内|春の「勝修羅」-「田村」と清水寺縁起 田中貴子(約30分)
・狂言【大蔵流】|空腕(約40分)※終了後、休憩20分
・能【喜多流】|田村(約90分)
※国立能楽堂の案内ちらしをお借りしました。
納戸地破七宝繋唐花模様長絹(十九~二十世紀・国立能楽堂蔵)
空腕は、くすくす声に出したり、お腹の中でこらえたりしながら、ずっと顔が笑ってたなー。太郎冠者が淀に向かう道中も(実は主人が見てる)、その時のことを盛りに盛って主人に伝える様子も可笑しかったです。
この話に限らず、狂言で太郎冠者が主人から用事を命じられたときに、「えーーっ、それはちょっとーー」と思たことを隠さず表現するのが好きです。なんともええ主従関係やなと思います。
田村は、前場で桜の美しさが謡われ、童子が舞う場面がいちばん好きでした。少しはかなげでとても優しい。今回も京都の地主神社をはじめ、自分にとって身近な場所がたくさん出てきましたが、能の舞台になっていることを初めて知ることがまだまだ多いです。今度、その場所を訪れるときの楽しみができるのも嬉しいことの1つです。
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国立能楽堂 2016年 3月普及公演 空腕・田村